イースター(パスクア)のお祝い菓子とパンを作る

2018年のカトリックのパスクア(復活祭)は
4月1日(日)🐤🐣今週末です

イタリア各地にはそれにちなんだお菓子やパンが存在します

トスカーナ州アレッツォ県では・・・

<イースター菓子>

春先のフレッシュな卵をたっぷり使って作るイースターの焼き菓子。
使う材料、形、味、似ているのですが、ゾーンに寄って、呼び名が違います
Berlingozzi(ベルリンゴッツィ)、Ciambelle lesse (チャンベッレ・レッセ)
Ciambellini(チャンベッリーニ), Zuccarini(ズッカリー二) 、
Corolli(コロッリ)などなど。。。

ドーナツよりもちょっと大きいサイズのカセンティーノ地方では
「ベルリンゴッツィ」と呼びます

カセンティーノ地方には、500年前からあったという記録がある
おめでたい復活祭のドルチェです
場所によって、あるいは、家庭毎に伝わるレシピが有ります
ベーキングパウダーを入れるか入れないか、
バターかオリーブ・オイルか
オーブンに入れる前に、茹でるか茹でないか
砂糖は入れるかいれないか

材料はいたってシンプル
小麦粉、卵、塩、砂糖、オリーブ・オイル、ベーキングパウダー、アニスの種

オイルの量が小麦粉の10分の一ぐらいの量なので
あっさりした、素朴なドルチェに仕上がります

全く同じ材料で、サイズが違うアンギアーリのズッカリーニ↓
を作ってみました~!
プ―リアのタラッリーニ位の大きさです

パスクア菓子 ズッカリーニ

素朴で美味しい!!

パスクア菓子 ズッカリーニ

上記のパスクア菓子、
レダのレッスンでは、ズッカリーニ、
シェフ・パトリツィアのレッスンでは、チャンベッレとして
習うことができます

<イースターパン>

300年農家のマルゲリータが作ったパニーナ↓(復活祭の時に食べるパン)

材料は、親戚が生産した全粒粉、干しブドウ、ビール酵母、オリーブオイル、塩、胡椒、サフラン

パニーナ

石窯(もしくは薪ストーブ)で造る代々受け継がれているマルゲリータのパニーナは最高!

マルゲリータから習うことできます!
噛めば、噛むほど甘みが増し、なんだか懐かしい味。

パニーナはアレッツォ県でもゾーンや家庭によって、材料やレシピが変わります

小麦粉とビール酵母以外に使われる材料としては、干しブドウ、ラードあるいはオリーブオイル、卵、塩、胡椒、サフラン、シナモン、コリアンダー、リガティーノ(パンチェッタ)、砂糖など、、家庭や渓谷によって何が入るかは、それぞれ違います。

この時期、アレッツォ市内のパン屋で売られているのは、サフラン入り黄色いパンで、干しブドウとパンチェッタが入ってて胡椒味。

レダのレッスンでは、
「ズッカリーニとパニーナ」、おめでたい復活祭メニューとして可能です!

コメント

  1. ひよこ より:

    茹でるか茹でないか、もあるんですねー。
    ベーキングパウダーは1800年後半から登場しますので、もしかしたらその代わりを担ってたのが茹でる、なのかなあと想像が膨らみます^_^
    アニスもおいしいですよね!
    日本でアニスは売ってるのかなあ。

    • uty より:

      ひよこさん、500年前からあるお菓子ということですが、仰る時期頃に膨らます真珠灰(炭酸カリウム)が出てくるからそれまでは、茹でずにパン発酵生地を使ってたとか。。私の想像ですが。。お菓子にベーキングパウダーを使って(寝かせずに)膨らますというのはその当時、凄いことだったんでしょうね。
      アニスおいしいですよね~!