キアナ渓谷の在来種ひよこ豆

「豆」

トスカーナ・アレッツォに住んでいると、各渓谷の昔ながらの在来の豆に出会うことが度々あります
有名どころでは、アルノ渓谷(ローロチュフェンナ)の「ゾルフィーノ」今では地元でも20€/1kg以上です。日常食べるには、手が届きにくい豆になりました。

そんな中で

通の値段でめちゃ旨い!!
無名且つ、スーパーには並ばない在来種を長い事、探しています。(失敗も数々・・)

久々、大ヒットのひよこ豆がありました~!キアナ渓谷の「ruvido della chiana」(ルービドデッラキアナ)という昔ながらの品種で、ネットで調べても殆ど情報なし。

特徴は、大粒、皮が柔らかで中はクリーミーで甘~い!につきます

アレッツォ郊外でレストランを経営するあるシェフ兼ソムリエ(この辺の会長)さんから聞いた料理「ひよこ豆のカチュッコ」↓(「カッチュッコってのは、魚だけを指すんじゃないんだ、トマトで煮込むってことはカッチュッコなんだそうです、実際トスカーナ料理でひよこ豆のカッチュッコは存在します)

ひよこ豆のカチュッコ

食材には食材の必要とする時間があるならば、豆は全体に均一の熱量でゆっくり火が通るテッラコッタの鍋で全体から火を通すのがやはりうまい気がします

 

ひよこ豆と葉ビーツの甘さ、トマトソースの酸味、ひよこ豆のカチュッコ、すっごくうまい!ラファエラの料理レッスンで再現可能です!

テーベレ渓谷やカセンティーノ地方の在来のひよこ豆は大方、小粒です

このキアナ渓谷の「ルービド」大きいです!本当うまい!

豆が美味しいのでこんなのも作ってみました

「ひよこ豆とフェンネルのソテー」ローズマリーと玉ねぎ、塩、胡椒で味付けしています

フェンネルは香りが良い野菜、火を通すと強い香りも柔らかくなり、万人受けします

 

豆のこと、また書きます!

宜しくお願いいたします!

コメント

  1. ひよこ より:

    豆だ〜!^_^
    しかも、ひよこ豆♡。豆の中でもひよこ豆好きのひよこです。あのホクホク感がたまりません。私も豆を煮る時は、一人用土鍋で煮るのですが、いかんせん、深さがないのが悩ましいところでした。歌子さんのテッラコッタ鍋、可愛いし理想的な深さ♡テッラコッタって大地を煮るって意味でしょうかね?ひよこ豆も水で煮たら、ゆで汁ごと冷凍可能でしょうか?大豆は水煮にしたらゆで汁ごと冷凍をよくしてます^_^テッラコッタ鍋、どちらで購入可能か、お手入れはなにか必要なのかいつか教えていただけたらと。。
    カッチュッコも、漁師町の郷土料理かと思ってました。これはほんとに美味しそう!ひよこ豆といえば、茹でてサラダにするか、ミキサーにかけてスープにするか、カレーに入れるか、くらいだったのがレパートリーが広がりますね!歌子さん、豆の続報楽しみにしてます。ありがとうございます😊
    豆好きなため、いつもより熱くなったコメントでした〜。

    • uty より:

      ひよこさん、ありがとうございました。
      テッラコッタ・・「火が入った土?」つまり焼き物ですかね。。別の俗称はcoccio 土の器、みたいな感覚でしょうか。。。
      そう、私のこのオレンジコッチョ、気に入っています~。仰る通り、深さが丁度いい。
      これは、どっかのお祭りの露店でコッチョ屋さんが半端ものを持ってきていました。全部5ユーロみたいな感じで。
      たまたま蓋と本体の色一緒があって買いました、蓋つきで6ユーロでしたよ!大きめのスーパーで売っていますが、今一つ、、薄い気がして。。

      テッラコッタは美味しくできるけれど、世話は簡単でないんですよね。。。時間のある時に使う鍋です。。

      使い始め:一晩はまず水に浸けて、ブクブク土から空気を出します、そのあと、乾かして、全体にニンニクや玉ねぎを擦りこむのが昔流・・・
      今は、大きめの鍋に入れて、テッラコッタを数時間煮ます。
      で使い始めの儀式は終了(長期使っていなかった場合も同じように使い始めの儀式したほうがいいみたいです)
      使う度に、私は、全体を流水で濡らします(特に底部分、乾燥している状態に火を入れ、ショックで割れるのを防ぐ)、
      火にかけるときは、spargifiammaという網をガスコンロに乗せてその上にテッラコッタ。
      網の役割は、火を均等に分散させるため。
      使い終わったら、洗剤は使わないで柔らかいスポンジでさっとこすって、流水で流すぐらい。洗剤は土器の中にしみ込むので使わないようにとMammaRoという高級なテッラコッタを扱うメーカーが説明書に書いていました
      (メーカーによっては中性洗剤で。。と書いているところもあり)
      そのあと、拭いて、乾かす。中に水分を含んでいるので、外の水気を拭いた位では、かび発生の恐れ・・・
      私はひっくり返したりして、特に底部分、外気にさらして、完全に乾かしてからしまっています。
      お手入れをちゃんとやると、何年でも持ちます!ちょっと間違う、もしくは、外れだったりすると、パカッとヒビが入り鍋としては使えなくなるので、鉢植えになります。。。

      サラダ、スープ、カレー、どれもいいですね!この間、ひよこ豆のカリカリスナックというレシピ見つけたので、次回ひよこ豆買ったら、載せますね
      カッチュッコは私の中で超ヒットでした。

  2. ひよこ より:

    ひよこ豆のさらなるレシピ、楽しみにしてます!テッラコッタ、なかなか手強いお手入れですね。。日本の土鍋の使い始めは、ひび割れを防ぐためにお粥を炊くそうです。お米のデンプン質で埋めるんでしょうね。
    話変わって、今度イタリアに行くときは、修道院や教会のランチや大学の学食にも行ってみたいのでネタがありましたらブログでぜひお願いします^_^日本でも最近では社員食堂を一般客も利用できるとこもあり、一時ブームになり○○の社員食堂レシピ本もよく書店で並んでました。オーストリアのウィーン大学の学食に行きましたら夏季休業でタイミング合いませんでした〜。

    • uty より:

      おかゆを炊くんですね。ところ変わればですね。
      教会は別な意味の食事を提供されていますが、郊外の大きめの修道院では、宿泊施設と食事(ランチもディナーも)出しています!
      お客さんに同行し、一緒に食事した運転手の話だと、まずまず美味しいよと言っていました。コックや給仕は修道院のある村の人たちが手伝っているようです。
      一般人が入れる社食や学食、面白いですね、今度知っていそうな人にきいてみます!