2019年のパスクア(復活祭)は4月21日です
カトリックの国イタリアでは、伝統的に子羊を食べる習慣があります。それはユダヤ教の宗教的記念日・過越(すぎこし)「ぺサハ」から由来するそう。
旧約聖書の中で、神がエジプトにおいて、奴隷のイスラエル人(ユダヤの民)を自由解放した話
「エジプトを今晩通過するだろう、そして、(エジプト人の)長子を皆殺しにする」(10番目の災い)。。。それを聞きつけたイスラエル人が罰を受けない目印として、家の戸口に子羊の血で目印をつけたのだとか。
その上、ユダヤ教パスクアの戒律に、ユダヤ暦ニサンの14日にはぺサハの犠牲として、その日の夜に子羊を振舞い食べると書かれているとか。
キリスト教においては、犠牲になった子羊(キリスト)は救済の象徴。
ということで深~い宗教的な所以がありました。

パスクアの際、イタリアで子羊をどんなふうに食べるのか?

私の一番好きな食べ方なのですが。。コトレッテ!パン粉を付けたフライです
品質次第で、たいへんおいしいです
他には・・・
子羊に合うハーブは、絶対的にローズマリーが使われます
子羊の煮込みには、付け合わせはジャガイモ以外にも茹でてソテーしたほうれん草もよく合います
コメント
子羊!
羊といえばジンギスカンしか思い浮かばなくて、しかも、今まで食べる機会もなく。
おいしいんだろうなあ(^^)
パスクワ以外にも食べる機会ありますか?
伝統的に、パスクアに子羊を食べる以外は、肉はいつも売ってはいるので、食べたいときかしら!
アブルッツォ州に行ったとき、マトンの串焼き炭火焼きとっても美味しかったです、
それは地域の伝統料理、あとはサルデーニャ出身の友人がクリスマスに子羊とアーティーチョークを
鍋で煮たのを作って、食べたことありますが、すごくおいしかったです!
近所のスーパーでは(ラムチョップ、もも、切り落とし共)、
ニュージーランド産の生ラムが100g178円位なので時々買いますが、
水分の多いお肉ゆえ、塩コショウだけ、または、
焼き肉のタレ味でさっと焼き、が、馬鹿のひとつ覚えでしたが、
コトレッテに挑戦してみたいです。イタリアンに近づけるには、
やはり細かいパン粉を選んだ方がいいのでしょうか?
パン粉に粉チーズを混ぜたりするの? ソースは必要?
すいません、もうひとつ質問です。
イタリアでは、羊の内臓を食べますか?
私は、生まれてこの方食べた事ないです。
羊の内臓料理といえば、スコットランドのハギス。
悪評高いですが、一度はスコッチと合わせてみたいですなぁ
(って、結局そこが着地かい)。
子羊のcotolette はcostolette (ロース肉にあばら骨が付いた肉)をフライにするものなのですが、、
子羊小さいので、あばらが丁度持ち手になる感じ。
ものによって最初から柔らかいときと結構硬い時があるので、、何とも言えないのですが、
肉をたたいて、マリネすると柔らかくなる。マリネはローズマリーや白ワインとニンニク、
もしくは卵液(溶き卵)がいいかも(チーズは溶き卵に入れるといいかも!)。
マリネに溶き卵を使わない場合、いずれにしてもパン粉を肉にくっつけるために
溶き卵を使います、味は塩コショウ。パン粉の中にはチーズは入れず、
人によってはイタリアンパセリや、細かく刻んだローズマリ―ですが、
私は何も入れないのが好きです。
パン粉はクリックりッという食感と羊肉はよく合うので細かいほうがいいかも。。
ハギスですか??また一つ勉強になありました、美味そうですなぁ!スコッチと。
内臓、食べたことないです。この辺では見ないかも。。
15年ほど前、住み込みで手伝った田舎型B&B、そこにたくさん羊が居ました、
家主はルーマニア人女性だったんですが、彼女は羊の脳みそを料理していました。
あの時いらしたお客さん方。。。マトンの脳みそ料理、イタリア料理と思ったかもしれない。。。