トスカーナのDOCGの新ワインお披露目会・アンテプリマが始まりました!キャンティ、キャンティクラシコ、ベルナッチャディサンジミニャーノ、ヴィーノノービレディモンテプルチャーノ、ブルネッロ(ジャーナリスト向)などなど。。
こちらのサイトに日程あります
2月10日(日曜日)にモンテプルチャーノのフォルテッツァで行われたノービレディモンテプルチャーノの試飲会へ行ってきました
会場はフォルテッツァの1階と2階、モンテプルチャーノのバスステーションからは無料のバスで会場往復(帰りは下りなので十分歩ける距離)。参加生産者数はわかりませんでしたが、とにかく活気がありました。午前11時からの開場でランチ前は、買い付けのビジネスのお客さんが殆ど、夕方ごろになると、テイスティングをしに来る若いカップルやグループが目立ちました。3日間の開催で来客数3千人を超えたそうです。
VINO NOBILE di MONTEPULCIANO(ヴィーノ ノービレ ディモンテプルチャーノ)とは。。。
1980年にDOCG認定。主なブドウ品種はサンジョベーゼ(70%以上)、ローカル名は、prugnolo gentile (プルニョーロ ジェンティーレ)、ノービレの規定は、最低2年の熟成、リセルバは3年。
モンテプルチャーノ市は、ほぼ平らなキアナ渓谷を除いて、標高250mから600mの間で、1300ヘクタールのブドウ畑を持つ。土壌は、砂質、粘土質、小石や化石の混じった砂質粘土など、、場所によっての特質性が違います。
ヴィーノノービレディモンテプルチャーノに出る特徴は。。エレガントさバランスの良さ、完成度の高さ、アルコール度の高さ、香高さ、やわらかさ、等々
今回のアンテプリマでは、各生産者が持っておられたのは最低でこの4種
- ロッソディモンテプルチャーノ DOC
- 2015年産 市場に出回っているノービレディモンテプルチャーノDOCG
- 2016年産 今年から市場に出るノービレディモンテプルチャーノDOCG
- 2015年産 ノービレディモンテプルチャーノ リセルバ DOCG
ひと生産者ずつ、この4種を味見するのは、色をみたら、香を嗅ぎ、口に含んで味を確認して、吐器に吐き出す方法。買い付けする為に仕事で来た友人は、ほぼ全生産者のこの4種をバシバシ、テイスティングしていましたが。。11時から18時まで続けて、、いくら吐くとは言え、。。飲んでるよね?。。で、どのぐらい飲んだことになるのかしら?と聞いたら、口に残った分で500mlは飲んでるだろうなと言ってました。
仕事とはいえ、ランチタイム以外、ぶっ続けで、ワインを判別できる目と口と鼻に賞賛、すごいなぁ。。
ロッソやノービレ以外にも、生産者さんたちがワインを持ってきてました
例えば、、↓
IGTのMOTUPROPRIO 2013 いわゆるスーパータスカンです
サンジョベーゼ100%なのですが、
Val di Suga、Trerose 、San Leonino 3つのワイナリーのサンジョベーゼの組み合わせです、キャンティクラシコゾーンのミネラル感とフレッシュさ、モンテプルチャーノ(Tre rose)のエレガントさ、タンニンの強さはモンタルチーノから。 最上級のトスカーナブレンドって感じで感動の味でした。
ヴィーノノービレディモンテプルチャーノは、モンタルチーノのブルネッロほど有名ではないかもですが、今回、いろいろ味わってほんとに奥が深いと感激でした、どの生産者も情熱があって、素晴らしいです、生産者のパンフレットをいろいろいただいてきたので、次回は各生産者を訪れてみたいです。
コメント
ヴィーノ・ノービレの試飲会が盛り上がっていて嬉しいです。
とても思い入れのあるワインなので。。
ブルネッロの陰に隠れて地味な存在ですが、
上品な香り、タンニン控えめで繊細な味わい(教科書通りw)は、
実は日本人にとても合うと思うのです。
ただよく言われるのが、「ノービレはカンティーナにばらつきがある」。
歌子さんのような方が信頼出来る生産者を紹介してくだされば、
日本でも、より知名度は上がるでしょうね(‘-‘*)
DOCGの本数を増やすことが出来ないから、スーパータスカンね。
なるほどそう来たか、これはこれでありです。
MOTUPROPRIO、セパージュすげー。
多分日本で売ってないです(歌子さんインポートして!)
飲んでみたいよー!
因みに、私が以前飲んで美味しかったノービレは、
Il ConventinoのVino Nobile di Montepultiano Riserva
(ごめん、annataは失念)。太鼓判です。
どれもこれも完成度が高くて、ロッソもノービレも感動でした
「ばらつき」は、わたしの素人目にはそんなに感じなかったのですが、モンテプルチャーノでも畑がどこにあるか?でちがった感じはあったかも。。
エレガントでバランスよしのゾーン、より日当たりのよいゾーンではアルコール度が上がってしっかりしたつくりになるとか、標高が高いゾーンでは香の複雑さ、
柔らかいつくりになるゾーンとか。。ブルネッロもゾーンで違いますけれど、モンテプルチャーノもまさしくそんな感じカモ!です。
motupropurio はかなりお勧めです、確かに日本に入っていないみたいですね!
conventino ですね!了解しました、見つけたら、飲んでみます!!
そうそう、vinsanto di Montepulciano も有名で、villa S.Anna という生産者のヴィンサント。知っている人は知っているので
それを舐めに来ている人たちたくさんいました、8年か9年ものなのですが、樽のなかの酵母が200年とかで、なんとも言えない濃厚さ。トロトロしていました
ほんとになめる程度で。。もうちょっと入れてという人に対しても頑固に断っていました。
モンテプルチャーノには外国人向けのイタリア語学校があるらしく、私の日本人の先生が留学されてました。
お話し聞くたびに一度行ってみたいなあと思える場所です。
ワインもあるんですね!
モンテプルチャーノに学校があるんですね、知りませんでした。ワイン好きでイタリア語を勉強したい人にはいいですね。
モンテプルチャーノは街や周りの景色も最高きれいです、温泉もあるし。
季節のイベントもいろいろ、ワイン樽転がし競争や、メルカートとか。
以前一緒に料理レッスンをやっていたマリアンジェラが手作りアクセサリーを売りにモンテプルチャーノでのメルカートへ連日出かけていました
なんのメルカートだったか忘れましたが、外国人観光客がいっぱいで、よく売れるの!と話していました。夏場は凄いです、観光客。