オリーブオイルの会合

8月9日(日曜)夕方、8年ほど前に講習でお世話になったオリーブオイル協会(AICO)主催のオリーブ畑の中での会合に参加してきました

今年は、実の付きも良く、今のところ、順調。
収穫まであと2か月ちょっと。この先も順調に育って欲しいです!!

上の写真で見ていただけますよう、芝生はすっかり枯れ草色
オリーブは、今、じ~~っと、昼の高温と戦っています、(連日35℃。。)

会話の中心はやはり、ハエ問題。

空気が乾燥して、連日30℃を超えているこの時期、
ミバエの心配はまだないのですが
気温が30℃を切り始め、雨が降り、、実がいい具合に膨らんでくる9月は、生産者にとってハラハラドキドキの時期

ここ数年、9月になるころ、ミバエが発生しやすい湿気も増えるので
今年は昔のように、湿気なく、順調に運んでほしいものです
(実が膨らんだあとに、23~27℃+湿気が数日続くと危険な傾向)

↑Trappola per Mosche (トラッポラ ペル モスケ)、ハエトリ紙
“SUMITOMO CHEMICAL ITALIA”製 と書かれていました
ホルモン香でハエを寄せ付けるもの、(この農園では準備済み)

このオリーブ農園では、250本のオリーブの木を所有
1本だけAscolana (アスコラ―ナ、大粒緑の食用オリーブ)↓がありました。

ミバエ(雌)はオリーブの実の中に入り込み、産卵・・・
この早熟タイプの大粒オリーブ・アスコラ―ナの実にハエが入り始めたら、オイル用のオリーブの木たちの処置の目安だそうです
(ワイン用のブドウでいうところのバラの木の役割)

この会合では、3種類のオリーブオイルテイスティング。
サルデーニャ島、シチリア島、プ―リアのオイルでした、
この会合に、農園近郊のアグリツーリズモがオランダからの旅行客10人位
連れて来てました
トスカーナのオリーブオイルテイスティングではなかったので、
主催者がオランダ人に突っ込まれていました
(こちらもコロナ感染は再び増えていますが、オランダ人、ベルギー人、ドイツ人、結構、車で観光に来ています)


オリーブ用のハエトリ紙を上記で紹介しましたけど、一般に多く使われているのは、ペットボトル型のトラッポラ(捕獲器)。
ペットボトルがオリーブの木にぶら下がっているのをよく見かけます
ミバエだけでなく、虫ならばなんでも捕れるらしいのでちょっと紹介!
↓この動画、再生数が95万回。すごい・・。

Mosca della frutta e mosca dell'olivo: rimedio naturale economico fatto in casa (lotta biologica) 4k

ペットボトル型のトラッポラ(仕掛け)を要約

黄色(イタリアで販売のペットボトルにかぶせる傘)で虫を寄せ付ける(黄色でないとダメ!)
ペットボトルの中に500mlの水+100㏄のアンモニア+生のいわし1尾をいれ、黄色の傘をかぶせる(完成)
黄色の傘が無い場合は、黄色のペットボトル(蓋つき)の中央部に穴を2つ空け、虫の入り口を作る
あっ、置く場所は、「東側」だそうです

あの強力なzanzare tigre (ヤブカ、ヒトスジシマカ)も取り込めるそうです

しかし生のイワシとアンモニア・・・まるで魔女が作る、魔よけのよう・・

トラッポラの中身について、よく聞くのは、はちみつと酢なんですけど、
この動画のお父さん曰く、ミツバチを呼んでしまって殺しちゃいけないので
はちみつは使わないということでした



コメント

  1. むべ より:

    トラッポラ 面白いですね。お父さんの説明が とても熱心で 情熱的でもあります。
    ますます オリーブのファンになってしまいます!😁