オリーブ生産農家

トスカーナ州・アレッツォ近郊のオリーブ農家さん


オリーブ農家
ファッジェート(トスカーナ州アレッツォ県・アンギアーリ)

トスカーナ州アンギアーリの丘(段々畑)にて栽培される800本のオリーブの木から、酸度を下げるために早熟の実を手摘収穫、収穫から24時間以内搾油が行われます
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“経営者レダの話”
農業会社の由来は、遠い昔。家屋母屋は、1472年の建造、その当時から農業を営み、先祖が最初にオリーブの木を植えた正確な記録は残っていないものの、いくつかの木は確実に1900年代前半と思われます.家族はいつも、小麦とオリーブを栽培し、私は、幼少期から、その小麦で焼いたパンと、自分たちのオリーブオイルで育ちました。小麦の脱穀の時期、石釜に火を入れ、パンやスキアッチャータを焼いた記憶は、私にとって、忘れられない大切な思い出となっています。
会社経営は、祖父から父へ、そして2008年からは、私が引き継ぎました。質の高いオリーブオイルを造るために、搾油所を建築、その隣には、小麦粉製品を造る工房を併設、先祖から伝わる家庭の味を、商品化しています。2010年からは、農業教育の一環として、よい食材を食べることの重要性、食材がどこから来るのかを知る大切さを、料理教室をとおして、子供たちに伝えています。
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生産情報
畑の場所:トスカーナ州・アレッツォ東南部 土:混合土 標高:420m s.l.m
方位:南/東 畑の形式:段々畑
所有本数:800本 品種:モライオーロ24%,フラントイオ20%、レッチーノ5%、ペンドリーノ1%、モルキアイオ25%、その他25%  収穫:10月ー11月 手摘み 搾油:鉄槌ー遠心分離 /
遠心分離機の回転速度、1分つき3200回を超えないようにコントロール 保存:ステンレスタンク オイルの特徴:フルーティ感が豊富、苦味、辛味のバランスがよいオイル

オリーブ農家
プリモ・コンソレ(トスカーナ州・アレッツォ県ペルジネ・ヴァルダルノ)

名前の由来プリモコンソレは、フランス帝国第一総督ナポレオン・ボナパルトのこと、代々続くオリーブ農家の情熱と進歩的な技術の間でプリモコンソレは生まれました。
味、香りともにトスカーナの特徴が最大級に引き出されたオイルです
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1804年から1814年まで続く皇帝ナポレオン一世によるフランス第一帝政は軍事独裁政権をもって広くヨーロッパを統治、イタリア・トスカーナ州もその統治下にありました。1809年のフランス帝国役職者が、陳述したある文書には、トスカーナの、この一角(ペルジネ・バルダルノ)のオリーブ栽培における特別な適性について、このように書かれています
収穫されるオイルは最高品質、優勢的な販売が可能
高品質のオリーブオイルを生産できること、それは、(過去からの)領土の賜物。恵まれた環境のもと、プリモ・コンソレは、高価値のある品種、モライオーロとフラントイオか 生まれることで、卓越した品質レベルに到達することができます
プリモ・コンソレは、トスカーナのオリーブオイルらしい、すばらしい特性をもたらしながら、より洗練された味わいを提供します。嗅覚は、フレッシュな緑の草、アーティーチョーク、胡桃の香り
これらの感覚は、テイスティングにおいても正確に見つけることができます
味覚における苦さと辛さは、完璧なバランスをもって賞賛され、繰り返される化学的な試験においても、長年に渡って品質の高さを明らかにしています
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生産情報
畑の場所:トスカーナ州・アレッツォ西部 土:石灰質 標高:320/400m s.l.m 畑の形式:段々畑
所有本数:1670本 品種:モライオーロ63%,フラントイオ30%、レッチーノ5%、その他2%  収穫:10月ー11月 手摘み 搾油:コールドプレス 保存:ステンレスタンク オイルの特徴:フレッシュな草、アーティーチョークの香り、苦味、辛味のバランスがよい