2004年にトスカーナの農家訪問体験企画を始めました。
アレッツォ県、カセンティーノ地区で300年以上続いている農家です
2004年から今までの16年の間には、サバティーノおじいちゃん、サバティーナおばあちゃんが亡くなり、次男シモーネの離婚や子供たちの独立により、始めの頃は9人で生活していた彼らは、今は、3人家族となり、住む家も変わりました
2004年~2012年までは(屋号)モッテ(彼らが生まれた家)
2012年から2019年までは、(地名)サン・ルイジ(標高850mの家)
2019年から今現在 (地名)サルティオ
昨秋の引っ越し当時のサルティ―オの家の写真(上)
今現在(2020年8月26日)の写真(下)
2019年9月 2020年8月
彼らが植えた、たくさんの野菜や花に囲まれ、家に生活感が出てきました、何もなかったところだったのに、彼らが手を加えたことでトマトやかぼちゃ、ナス、ほうれん草、パプリカ、イタリアンパセリ、バジル、ビーツ、サラダ菜が元気に育っています
サルティオの家には、残念ながら大きな動物(牛や馬やロバや羊たち)はいません、家族の人数が減り、高齢化もあるので、家畜は小さな動物だけになりました、(今現在雌鶏20羽と雄鶏4羽、七面鳥)
飼っていた犬と猫は、サルティオに連れてきましたが、広めの敷地をとった柵の中にいます、放し飼いにしておくと、前のサンルイジの家の帰るそう(車で40分以上の距離)
何もなかった場所に柵をつくり、
鳥の放し飼い毎日、卵(有精卵)を産む雌鶏 耕せない土地には壊れたオリーブケースを使って土を入れ野菜栽培 八百屋で貰うケースも土を入れて栽培 バケツで育つでっかいナス これから植えるフェンネルの苗 家の裏の荒れ地も耕し、畑にした
前に住んでいたサンルイジで作った堆肥(発酵させた家畜の糞が主体)と土を今の家に運んで土壌を作ったそう。一切、農薬も肥料もなしで、野菜はみんな活き活きとしてます
もう一つのニュース
最初に住んでいたモッテの家付近の5ヘクタール分は今も彼らが所有。その土地を使って、野菜を作り始めました、1年目にして、上出来の野菜。やはり土壌づくりの際に混ぜた彼らが作った堆肥が効いているそうです





ルイジはこの時期はトラクターと一緒に出張して、地域の干し草を刈り、まとめる作業で大忙し。マルゲリータはご近所づきあいもできるようになって(前の家は山の上でいつも一人だったので。。)生活が楽しそうでした、ご近所さんたちが卵を買いに来るそうです。
山にキノコが出れば採り、木の実(くるみ、ヘーゼルナッツ等)を集め、野菜を育て、可能なものは保存、果物もジャムという形で保存。肉は野生の猪など猟師が持ってくる。
彼らがスーパーで買うものは、トイレットペーパーなどの紙類、洗剤類、コーヒーや砂糖、ミルク、パスタ、パン。
そして燃料は薪。という昔ながらの生活を今も続けています
先日頂いた食事の様子
農家のトマトとキノコソース、奥に見える黒トリュフを削って!いつもながら最高の味 イノシシ肉 トマトとカリカリジャガイモ 農家が育てたメロン ご近所さんがつくったメロン
(とても甘かった)

左からルイジ、ファビオラ、マルゲリータ
コロナが終息したらこのサルティオの家でまたお受け入れを始めたいと話していました。
写真に映っているトマト28kgを農家に分けてもらいました。
今週末、保存するために瓶に入れます