オリーブオイル関係 3つのこと

① 2019年産オリーブオイルの見込みは

-この辺(アレッツォ周辺)の木になっている実の量が非常に少ない 
去年の豊作、春の寒さ、雹、複数のマイナス要素があって、今年は量が少ない見込み、
10月になったというのに、昼はまだ半袖で大丈夫な気温、オリーブにとっては、暖かいことがここに来てよくないんです。。9月後半から10月にかけては、仕上げ期。朝晩のきりっとした寒さでトスカーナのオリーブの実はしっかり育つはずなのですが、、暖かいので実が柔らかくなる+湿気の多さ(最近の朝は特に、湿気があります。。)で、場所によってはミバエ問題も出てきているとか。。収穫前にはできるだけ処置はしたくないところなので、この時期のこの暑さは問題です。。
ゾーン的には、アレッツォからフィレンツェにかけてのアルノ渓谷は全然実が付いていないと何度か聞きました
レダの搾油所があるティベリーナ渓谷も実の付きが悪いそう。。アンギアーリのアグリでは、自家用オイル確保のため、2018年産の販売を数カ月前から止めています。
トスカーナでの、よい話はマレンマ地方。ティレニア海沿いのほうは量は有るらしいです。
この辺のゾーンでも全くないという訳ではなくて、一人の生産者さんの話によると、今年は南側はあるけど西側はアウトとかいう人もいました

② 偽物のオリーブオイル摘発

2019年9月17日の新聞記事。
フィレンツェとフォッジャのNAS(保健のための警察)がトスカーナで出回っていた偽プ―リア産エキストラバージンオリーブオイルを摘発
摘発されたこの偽物のオリーブオイルは約50トン、トスカーナのスーパーやレストランに出回っていたそうです
大豆油にクロロフィルとベータ―カロチンを混ぜたオイルで体には害がないそうです。
大豆油は通常、精製したオイル、臭みがないし、クロロフィルからは、草のような色と味が出るのかしら。。。と想像。。

これが初めてではないですが、価格が低いものには要注意。。

③ オリーブオイルテイスティング勉強会

アレッツォの商工会議所のオリーブオイル鑑定士・レダに誘ってもらって、不定期で鑑定の勉強会に参加しています。グループの中には、生産者、認定鑑定士、搾油所経営者などの方がいらしています、目的はスローフード協会の冊子掲載。昨日はその冊子を編集されてるプロの鑑定士がフィレンツェから来られました

面白そうなオイルをそれぞれ持ち寄ったり、まとめ役の人が買ったりで今回は8種類のエキストラバージンオイルのテイスティングとなりました

こんなにたくさんオイルがあるときは、、まずはざーっとそれぞれの匂いを嗅ぎ、、、
匂いで、欠陥の無い、よいものだけを拾っていきます
結果、半分に減りました(4種は既に香りから何らかの欠陥判明・・)

8番は今回の特別参加、初しぼりの2019年産、土曜日に搾ったばかりのヴィテルボ産のオイル。トスカーナには無い甘いオイル、フレッシュなアーモンドの味。
バジルのジェノベーゼペーストのような香りでした

2018年産、香りで欠陥がなく残ったのは、2番、6番、7番。
ここで、評価を書くための所定の用紙にみんなで話し合いながら、記入。

香、味(GUSTO)、味わい(SAPORE)、クオリティ、強さ、オイル感、バランスなど、、いろいろ話しながら点数も付けていきます

結局、欠陥がなかったのは、6,7番、8番(新オイル)だけ。
私が持って行った、2番のオイル(スローフード認定の食材を扱うレストランで250mlサイズで10€で購入)はちょっと自信があったのですが、香には欠陥がなかったものの、酸化が進んでいて欠陥オイルとの鑑定。。

オイルの欠陥はいろんなことから生まれます。値段が高いから欠陥がないのかというと全然そうではなくて、、
美味しいオイルは、生産者、搾油所、販売者、購入者の保存状態、みんなが気を付けることで保つことができます。


トスカーナのオリーブオイル初しぼりまであと2週間、今年はどういうオイルが出てくるのか、たのしみです。

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コメント

  1. sumera より:

    先日オリーブオイルを買いに行きましたが、
    225mlが2500円以上したので、玉砕し、
    手ぶらで帰りましたが、それでもこの中に、
    本物っぽい偽物が混ざっていたかも知れませんね。。

    日本でオリーブオイルを購入する際、
    最低限、ここはチェックしてって事があれば、
    是非教えて下さい。

    • uty より:

      プラスチックカップの4番(一番左に寄せてあります)、これ、幹事さんがプ―リアで250ml入りで10ユーロで買ったもので
      すっごい腐敗臭でまず寄せた様子です。ってことで、よさそうな生産者を見つけてはみんな買うんですが、結構外れが多いんです。。
      開けないうちは何ともわかんないですもんね~~。ひとつだけ、言えるのは、、、
      透明の瓶に入っているオイルはやめたほうがいいです。光が酸化を招きます。
      特にスーパーに長い間、陳列されているのにきれいな緑ってのは怪しい。
      消費者がその緑色につられて買うのを狙っています。オイルはワインと違って、色は見ないんです。。
      (鑑定する際は目がごまかされないように青いグラスに入れたりもする)
      最低限、遮光性のある黒い瓶、瓶表面に遮光性のカバーをかけてあるとか、
      ステンレス缶で販売されているものがいいと思います!
      あとは、トスカーナ産だったら、トスカーナオイルIGP認定の帯がついているとか。
      https://www.oliotoscanoigp.it/
      将来的にはDNA鑑定までするようになるかも??

  2. ひよこ より:

    偽物オイルについてはビックリ!
    イタリアでもあるんですね。
    歌子さんのsumeraさんへの回答にあるオイルの選び方は大変参考になりました!
    ありがとうございます😊

    • uty より:

      偽物オイル、、イタリア産といえどギリシャやスペインやチュニジア産などが
      混じっているのはよくきく話。。イタリア産というのは、混ぜて瓶詰した場所や販売会社って解釈?
      (乾麺)パスタも、イタリア産と書いていても、セモリナ粉は実は外国産だったりします。。
      トスカーナ産セモリナ粉使用という具合に書いてたり、pasta di Gragnano IGP とか
      お勧めです。と話それましたが。。

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