フランチャコルタ へ

フランチャコルタDOCGはイタリア、ロンバルディア州、イセーオ(イゼーオ)湖南部に
位置するフランチャコルタ地方で造られる瓶内2次発酵を行う高級なスパークリングワイン。

2018年9月18日にフランチャコルタの生みの親のワイナリー「ベルルッキ」へ行ってきました。大型バスの団体(総勢64人)で行ったので、途中トイレ休憩なども入れ
私の住むアレッツォからは片道5時間(イタリア人のドライブインでのトイレ休憩は、用が済んでもバスには乗らず延々とたちばなしが続くので30分は必要・・)

朝6時に出発して、11時にベルルッキワイナリー到着

フランチャコルタのワイナリー数は、ベルルッキを含め、現在118。

フランチャコルタに使われるブドウの品種は、シャルドネ、ピノ・ネーロ、ピノ・ビアンコの3種と言われていますが、ピノ・ビアンコは消滅しつつあり、その代りにエルバマット(L’erbamat)が入り始めているという話でした。(気候の変化の関係??)

フランチャコルタは、湖が近いことで生じるミクロクリマ(微気候)、周辺渓谷から生じる涼しい風という環境条件も揃い、良質のブドウ栽培に適しています

ベルルッキワイナリーの正面口向かいに広がるブドウ畑、葉っぱは青々としていましたがすでに収穫は終えていました、(収穫は8月中旬から9月の上旬で終了)

シャルドネ一つをとっても、一気に全部を収穫するわけではなく、畑の位置や日当たり状況で判断し収穫が行われるそう。早いところ、遅いところでは12日間の違いがあったそうです

↓白壁の家は、温度や湿度など気候の司令塔
ブドウ畑には、収穫の時に選ばれなかった、ピノネーロのブドウの房が木に付いたまま、
たくさん残っていました。
トスカーナのサンジョベーゼ種との違いは苗木の間隔がすごく狭く、
それは、水探しの根張り競争をさせるからだという話。
トスカーナで行われるヴァンデミア・ヴェルデ(vendemmia verde )は品質の高いワインを造るために、房が緑の時、落とす(みすぐり・摘果)しますが、フランチャコルタはそのまま、たくさん生らしておいて収穫の時期に最高の状態(根張り競争の強者)の房を収穫すると理解しました。ところ変わればで、面白い。。

フランチャコルタ・ベルルッキワイナリーの地下貯蔵庫(兼発酵蔵)へ
照明は最小限、温度は1年中13℃に保たれているという話
歴史あるこの蔵は、映画にそのまま出てきそうな感じです

フランチャコルタの生みの親・グイド・ベルルッキ氏の紋章

由緒あるセラーの中には、瓶熟成中のフランチャコルタがたくさん!

シャンパンは、瓶内2次発酵と瓶熟成で、最低15カ月だそうですが、フランチャコルタは18カ月だそうです。
こんな↓感じで真横の状態から、瓶口を下にし、角度を持たせ、澱(役目を終え死んだ酵母)を瓶口にゆっくり移動させ始めます(ルミアージュ)

澱の移動の様子

1955年に醸造家のフランコ・ジリアーニ氏と貴族のグイド・ベルルッキ氏が最高級のスパークリングワイン造りを始めてから、失敗を繰り返した後、初めて成功を収めた1961年の「ピノ ディフランチャコルタ 」が近づけないようになって鉄格子の中、厳格に飾られていました。

フランチャコルタの製造過程や名称には、フランス語が登場します
元祖のフランス・シャンパーニュ造りで使われる用語そのまま。
フランス語ってほんとにエレガントな響き!素敵です

瓶の中の世界がフランチャコルタであり、
人の技術なしでは出来上がらない、それがフランチャコルタ
奥が深すぎます。(また追々。。。)

次回は、ベルルッキワイナリーでフランチャコルタと一緒に味わった食事、
マリア―ジュ(mariage ,ワインと食べ物の相性)の様子をお伝えします

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コメント

  1. sumera より:

    ひやー行ってみたいー、おしゃれ~憧れ~
    それにしても、フランチャコルタにカンティーナが118もあるなんて驚きです。

    シャンパーニュより、フランチャコルタの方が、
    まろやか(酸が優しい)で美味しいと思っていましたが(個人の感想です)、
    これは、瓶内熟成の期間の差から来るのかも知れませんね。
    日本でもポピュラーになりつつあり、以前より多く見かけるようになりました。

    いつもイタリア語ばかり聞いていると、フランス語の響きは優雅に聞こえますか?
    確かに、ドサージュに対して、ドザッジョ・・・。うむ。

    • uty より:

      まろやかさ、なんですね。飲み比べしてみたい~。ベースの配合とかもかも・・。Cuvee(クヴェ)ってんですかね。瓶内2次発酵ワインは複雑さが絡み合って出来上がるから、奥が深いしその分たのしい。デゴルジュマンとルミアージュとかやっぱり響きは優雅。ベルばらの世界だわ~!
      ポピュラーになりつつあるのは、きっと、このベルルッキが日本の大手商社とご契約されてからですかね。フランチャコルタ、広まって欲しいです!!
      こっちで不思議なことは残糖分が少ないノンドセ系が殆ど小売りされていないこと、レストランとかにはあるんですがね。。
      トスカーナのメトドクラッシコもうまいのありますよ!!いつか紹介しますね~。

  2. ひよこ より:

    いいですね〜、ワインが飲めたらイタリア旅行ももっと楽しめると思いますし、なにより文化に対する理解も深まると感じます。
    なので飲めなくてもワイン蔵にはめちゃ興味あり!ですので、うたこさんのブログ記事でバーチャル体験させてもらって楽しんでます^_^

    • uty より:

      ひよこさん

      ワインは歴史が深い分、奥が深い。エトルリア人飲んでましたからね~~。。(最近、エトルリア人のようにワインを土中に埋めて熟成させているアレッツォ人もいますよ、)高齢になってから飲めるようになったという人も何人か伺いましたから、チビチビなめる程度どうでしょ??もちろん、味の好き嫌いあると思うので無理には申しませ~~ん

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